リョナ2板、画ぞるケモリョナスレ以外への転載はおやめください。
――プラズマ団(悪い人グループ)がその威光を世に知らしめるため、ある伝説上のポケモンを強引に復活させた。 その名はゼクロム。かつて英雄と共に戦い地に平和をもたらしたポケモンの血を引く、二匹のうちの一匹である。 ゼクロムは自らが主と認めた人間にしか仕えない。召還された時、目の前に居る者たちが 自分の主となるべき存在ではないと感じたゼクロムは、捕縛しようと試みる彼らに容赦なく力を振るい抵抗した。 しかし数で勝るプラズマ団たちの前にじわじわと傷つき体力は削らていき、 ついには鞭のような草体の触手で縛り上げられ膝を屈してしまう。 触手から溶解性の毒液が流し込まれ、ゼクロムの体組織はどろどろに溶けて石畳の床をひたひたと濡らしている。 ゼクロムのエネルギーを最後の一滴まで搾り取ろうと、別の触手が口を無理やりこじ開けて、喉の奥に挿し込みエネルギーを吸い出している。 |
腹部に巨大な鉄釘を打ち込まれ、一ミリでも動くと全身に走る激痛に唸り声をあげながらも、 「ウグ……ウガァ……!(たとえお前がどれだけ私を傷つけようと、私はお前の配下にはならんぞ……!)」 |
「グアアアァァァァ!!!」 |
ぶしゅぶしゅっ、っと早速ゼクロムの顎に打ち込まれる鉄釘。ゼクロムは悲鳴も上げられず、ただフガフガと情けない吐息を漏らしている。 |