リョナ2板、画ぞるケモリョナスレ以外への転載はおやめください。



悪い人に追いかけっこされてつかまってしまったルギアさん。
痺れ薬をお注射され、悪い人のお家に連行されて固いベルトやさるぐつわでがんじがらめにされてしまいました。
いつもなら簡単に脱出できるものの、追いかけっこの後だったので体力を消耗してしまい、身動きがとれません。
しかしそこはルギアさん。すぐに体力回復して、あっという間にお家ごと破壊して飛び去って行っちゃうでしょう。
ルギアさんの目の前には悪い人が。
「こ――こんなことをして何になる!今すぐここから放せ!」
「それはできませんね。せっかく私のコレクションのひとつになるというのに」
悪い人は、もがくルギアさんの姿や表情をニヤニヤと見つめながら、ルギアさんのお口にチューブを差し込んでいきます。
「な、何をす――う、うグフッ!」
ルギアさんの喉に流し込まれる三種類の液体。
「これはですね、あなたの体内にある、とある器官だけを溶かしてしまう薬剤なんです。またワザを使われてここを破壊されてしまったら困りますからね。
使えなくして、ここで一生安全に生活させてあげましょうと」
「ごホッ!うっ、や、やめ――」
喉を通って、明らかに異物と――危険物と分かる液体が流れていく。ちくちくとした痛みが体全体に浸透していく。
そして――腹部のある箇所が急に熱を帯び、ルギアさんの脳へと危険信号を送る。送り続ける。
「や、やめろ……!やめてくれ……!ごホッ!ゴボ――」
「――一晩も経てば、あなたの体中の切り傷は、そのすばらしい再生能力で、すぐに生まれたての、ぴかぴかの姿に戻るでしょう。
……でも、一晩経ったらあなたは伝説のポケモンなどではなく、ワザが一切使えなくなった、ただの大きなトリになっているでしょうがね。
まぁ私は見た目さえ整っていたら満足する、やさしいコレクターなのでそんなことは気になりませんが」
「がホッ……ごホッ――」
ルギアさんは自分の体からどんどんエネルギーが失われていくのを感じながら、この苦しみはいつまで続くのだろうと、
脱出を完全にあきらめてただ時が流れるのに身を任せてしまいました。


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